会社に出社せずに直接仕事現場と自宅を行き来することを、直行直帰といいます。直行直帰に馴染みのない人にとっては具体的な用途やメリットを理解していない人もいると思います。この記事では、直行直帰の多い業種や、直行直帰のメリット・デメリットを紹介していきます。
この記事はこんな人におススメです。
- 求人に書いてあった「直行直帰」がどういう意味なのか知りたい
- 直行直帰のメリット・デメリットが知りたい
目次
直行直帰の仕事とメリットを紹介!
直行直帰ってどんな制度?
一般的な社会人のように会社に出勤/退勤するのではなく、自宅から直接仕事現場に出勤し、会社に寄らず仕事現場から自宅に退勤できる制度のことです。
ベビーシッター、建築、イベントスタッフ、清掃、警備業など、会社と勤務場所が異なる業界に多く見られます。
直行直帰のメリット・デメリットを紹介!
直行直帰の仕事にはさまざな業種があります。警備の仕事もその一つです。そんな直行直帰のメリット・デメリットを紹介します。
直行直帰のメリットとは?
- 自分の時間を大切に使える!
一言でいうと時間を有効に使えるということです。会社へ出社する時間をなくせるため、より多くのお客様の相手ができたり、現場での仕事の時間をより確保できます。 - 自分らしく働ける!
もう一つのメリットは、自分のペースで仕事ができることです。直行直帰の仕事は、多くの人員で仕事をすることは少なく、少人数、もしくは一人で現場で仕事をすることが多く、仕事を見られることや、細かい指示をされるのが苦手な人にとってはとても大きなメリットといえるでしょう。
直行直帰のデメリットとは?
- 仕事現場がころころ変わる場合も
例えば清掃スタッフや交通誘導警備では、日によって現場が変わることがよく見られます。場合によっては自宅から遠くなってしまうこともありますし、現場への行き方を何度も調べ直したり、朝起きる時間も変える必要も出てきます。
直行直帰が多い仕事って?
では、直行直帰はどんな職種に多いでしょうか?いくつかご紹介していきます。
- 営業職
主に外回りの営業ですが、お客さんの都合に合わせて相手のいる場所へ出向くことが多いため、会社に出社する時間や帰社する時間を除き、直行直帰を行っていることが多いです。 - イベントスタッフ
スポーツイベントやライブ、ワクチン会場での受付やチケット確認、イベント中の巡回などを行います。登録制の求人もあり、夏休みだけ!自分の好きなイベントだけ!なんて働き方も可能です。 - 清掃スタッフ
住居やオフィスビル、病院、ホテルなどの清掃や、空調点検などのビルメンテナンスを行う仕事です。未経験から始めやすいお仕事として知られています。
直行直帰は労働時間に含まれる?
直行直帰が労働時間に含まれるかどうかは、移動中に業務を行っているか、会社からの指示の有無で変わってきます。労働時間に含まれない場合は、原則通勤時間と同じカテゴリーになるため、賃金の発生はありません。
- 労働時間に含まれる一例
「移動中に電話対応やWEB打ち合わせを行っている」
「お取引先のご案内をしている」
「他の社員を乗せて社用車を運転している」
「会社指示で直行直帰をしている」 - 労働時間に含まれない一例
「移動中ゲームや買い物など業務に関係ないことを行っている」
「同僚と打ち合わせをして直行直帰を決めた」
「会社指示ではなく、自分の判断で直行直帰をしている」
警備業界は直行直帰の仕事が沢山!
警備業も基本的に未経験歓迎で、基本的に直行直帰の場合が多いです。警備の仕事は現場で行うものですから、自宅から現場に直行し、そのまま現場で勤務を終えて自宅へ直帰するというパターンです。
警備員の仕事は大きく分けて4種類あります。その中でも未経験の方が始めやすいのは、施設内外で不審な人物がいないか巡回や監視カメラで警備する『施設警備員』と、道路工事や建築現場周辺で歩行者や工事車両の誘導を行う『交通誘導警備員』の2種類です。直行直帰時の出勤や退勤の連絡は、どちらも所属する警備会社に電話連絡を入れます。
交通誘導警備と同じ分類で、高速道路や大型道路上の規制を行う『道路規制警備員』があります。現場に直接向かうのが難しい場合、営業所に集合して皆で作業車で向かい、業務終了後も営業所まで帰って解散、という方法を採用している企業もあります。
警備の仕事はさまざまな勤務形態があります。多くは残業がなく日給制で、現場の都合で仕事が早く終わったとしても1日分の給料がもらえる『日給保証』という待遇を推している求人もあります。また、警備の仕事はできるだけ無人状態を避けなければいけないため、余裕のある人員の配置をおこなっており、業務の一人ひとりの負担が少ない場合がある、というメリットもあります。
自分の時間をうまく使いたいなら直行直帰を活用しよう!
直行直帰とは、会社に寄らず自宅から仕事現場に出勤と退勤を行うことを指します。外回りの営業や清掃スタッフ、イベントスタッフ、警備業などの求人でよく見られます。
直行直帰のメリットして、比較的自由に時間が使えること、プライベートとの両立がしやすいことなどが挙げられます。一方で、自宅から遠い現場に配置されることがあったり、行き方を何度も調べ直さないといけなくなるというデメリットもあります。
警備業は直行直帰の他にも、日給保証や日払いなどの待遇を推している会社が多いです。自分の時間を大切にしたい方、働いてすぐお金が欲しい方は、ぜひ警備のお仕事に挑戦してみてください。