「警備は勤務地がコロコロ変わる職種」だと思っていませんか?
確かに、工事で必要な交通誘導警備は、その工事が終了してしまえば、また別の現場へと配属される事が殆どです。しかし、他の警備職種や特殊案件などで、固定現場に配置されている警備員も多く存在します。
今回は、固定現場に配属された際のメリットやデメリット、現場例などをご紹介していきます!
警備職種に興味がある方も、是非参考にしてみてください。
目次
警備員の固定現場とは?
警備業は、4つの職種に分かれています。
一つ目は、商業施設や企業ビル、大学や公共施設に常駐して警備を行う施設警備。二つ目は、ライフライン工事現場やイベント会場などで通行人・車両を誘導する交通誘導警備。その他にも、貴重品を運搬する際に必要な貴重品運搬警備や、ボディーガードと言われる身辺警備など、仕事内容が異なる警備職種が存在するのです。
その中でも、固定の勤務地が多いのが「施設警備」です。
その他の警備職種は、案件によって勤務地が変動する事が多く、長くその現場で勤務するという事はあまりありません。施設警備となれば、警備会社と施設管理会社間の契約がある以上、他の施設に移動して勤務…という事にはならないのです。
施設警備の固定現場
それでは、施設警備員がどんな勤務地に配属されているのか例を挙げてみましょう。
1 商業施設(スーパーやデパート、駅直結の施設や複合商業施設など)
2 企業のオフィスビルや、関連施設、倉庫や研究所など
3 テーマパークなどの遊園地や大きな公園など
4 大学病院や創業病院などの大型医療機関
5 官公署や図書館、市が運営している体育館などの公共施設
6 私立の小中高学校や、大学・専門学校などの教育施設など
7 ホテルや旅館、宿泊施設など
このように、街中の至る所に警備員が配属されています。
施設警備の仕事は主に、「巡回・立哨・監視・受付」を行い、施設を利用する人々や従業員、出入りする業者などの安全を守ります。施設警備員の配属先があまり変わらないのは、より施設の事を詳しく知っている人間、あるいは顔なじみである人材の方が、円滑に臨機応変な対応が出来るからだと思われます。中には、人材育成の為に様々な施設にローテーションで配属している警備会社もあります。しかし、大半は同じ人員が長く勤務する事が多いとされているので、固定現場が最も多いのはやはり施設警備だと言えます。
交通誘導警備の固定現場
交通誘導警備の中でも固定現場がある事をご存じでしょうか。
冒頭で説明した通り、交通誘導警備は決められた期間で配属される事が多い職種です。
しかし、特殊案件や現場によっては交通誘導でも固定の現場に配属される事もあるのです。
それでは、交通誘導で固定現場の案件をご紹介します。
年単位での大型工事現場
住宅の建築現場や水道・電気等のライフライン工事とは違い、年単位での大型工事がある場合、固定現場の勤務になる事があります。例えば、新校舎を設立する小学校の建設現場や、大型ショッピングモール・タワーマンション・大型オフィスビルなど、建築の規模が大きい工事は期間もそれに合わせて長くなります。そのため、必然的に長期的に同じ現場に配属される警備員も存在するという事です。
施設の駐車場警備
駐車場警備とは、公共施設や商業施設の大型駐車場にて、出入りする車両や歩行者を誘導する警備員の事を言います。施設の警備なのだから、施設警備では?と思う方もいらっしゃいますが、立哨や巡回をする施設警備とは異なり、誘導案内をする事が仕事内容となるため「交通誘導警備」の中に部類する場合が多いとされています。
駐車場警備は、殆ど固定で配属される事が多く、入れる車両も限られている事から、交通誘導警備の中でも人気の職種なのです。
固定現場のメリット・デメリット
それでは、実際に固定現場で勤務した際の、メリット・デメリットは何なのでしょうか。
経験した事が無い方も、自分が固定勤務地で通う気持ちになって一緒にお考え下さい。
固定現場のメリット
固定現場の1番のメリットは、「通勤のしやすさ」と言えるでしょう。
勤務地がコロコロ変わる場合、その都度、アクセスを調べたり、通勤時間を計算しなければなりません。
しかし、現場がずっと同じであれば、毎回自分で調べる必要はないのです。
また、固定現場というのは「収入の安定」にも繋がってきます。
特に交通誘導警備は、工事の案件が存在しない限りお仕事は回ってきません。「案件が減ってシフトに入れなくなった…」などという警備会社も少なくないのです。
しかし、その分固定現場であれば、現場が無くなる心配はありません。施設警備はもちろん、長期的な建設現場でも、よっぽどの事が無い限り工事は中止となりません。その分自分の収入が安定する事から、固定現場に勤務する事は大きなメリットと言えます。
他にも、顔なじみが出来て仕事やしやすい、仕事を覚えやすい、など人によってメリットは沢山挙がってきます。
固定現場のデメリット
あまりデメリットが無いように思える固定現場ですが、挙げられる一つとして「同じ勤務地で飽きる」という意見もあります。ずっと同じ景色・同じ仕事内容が苦だと感じる方にはキツイかもしれません。
また、現場に苦手な人がいた場合の「人間関係」や、勤務地が遠い場合の通勤時間など、人によってデメリットも挙がってくるでしょう。
しかし、その仕事に就く前に、しっかり事前調べをすれば回避できる問題もあるので、勤務地については担当者にきちんと確認しておくことをお勧めします。
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