警備員に必要な講習2つのタイプを説明!必要性も解説

商業施設の駐車場や工事現場、さらにはイベント会場などで活躍する警備員。時には命に関わる事もあるので、講習が必要です。警備員に必要な講習について、またなぜ講習が必要なのかを解説します。

警備員として働くために必要な講習とは

警備員は、資格や学歴にも関係なく働くことができるので人気の職業です。しかし法律で、受講する講習が定められているので、規定の講習を受ける必要があります。

教育講習の内容

教育を受ける講習には、2つの種類があります。

・新任研修

雇用されてから、現場で働くまで受ける研修。受講時間は、基本教育10時間以上、業務別教育10時間以上。

・現任研修

雇用中に年1回ある定期的な研修。受講時間は、基本教育3時間以上、業務別教育5時間以上。

この講習は、バイトであっても正社員であっても受ける必要があります。講習は警備会社か登録講習機関で受けることが可能です。

講習の内容は、「基本教育」と「業務別教育」に分かれています。

・基本教育

警備業法等関係法令・警備員としての心構え・事故発生時の対処法・救急救命法などの座学になります。警備員に必要な知識を学びます。

・業務別教育

施設・交通誘導・貴重品運搬・身辺警備の4種の業務や機械警備に関する座学と実施。実際に誘導するための方法や、専用機材についても学びます。

講習が必要な理由

警備員は、警備業法に規定されており、人々の安全を守るために講習が義務付けられています。誘導を間違えてしまうと、現場は混乱し、人命に関わる事故につながりかねません。危険性回避に必要な知識や技能を学び、定期的に講習を受けることで、ブラッシュアップします。

警備員としての資格取得を目指す講習もある

警備員として講習会を受けて資格を取ると、昇進や、給料アップにつながることになります。

指導教育責任者講習

この資格は、警備員を教育する責任者に必要な資格です。「施設」、「交通・雑踏」、「運搬」、「身辺」と業務ごとに、1号から4号に分かれています。都道府県公安委員会が主催している講習会を受講します。

警備員として稼働している実績と、検定資格があることが受講条件です。また資格取得後も、定期的に講習会を受ける必要もあります。

警備業務検定

警備業務検定は、警備員として高い知識と技術があることを証明する資格。空港保安・施設・雑踏・交通誘導・核燃料物質等危険物運搬・貴重品運搬の6種があり、それぞれ1級・2級に分かれています。

公安委員会か、登録講習機関が開催している講習会を受けて、座学と実技試験に合格する必要があります。1級講習受講には一定の受講要件があるので注意しましょう。

まとめ

講習を受けて初めて、警備員として働くことができます。どれも講習を受けると取得することができますので、警備員として働くことができます。さらに資格を取る事で、警備員としてキャリアアップも可能です。

警備求人を探してみよう!