警備員と似た仕事に入国警備官があります。入国警備官は入国管理局で働く公務員です。入国警備官の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、入国警備官の仕事内容や年収について紹介します。
目次
入国警備官とは?
入国警備官とはいったいどのような仕事なのでしょうか。ここでは入国警備官の仕事内容について紹介します。
入国警備官の定義
入国警備官の勤務先は入国管理局です。入国管理局は、不法滞在している外国人の摘発等を行う国家公務員で、違反者に日本から強制退去させる権限をもっています。入国警備官の採用倍率は約30倍で、入国警備官として働くことは非常に難しいのです。
入国警備官の仕事内容
先述のとおり、入国警備官の仕事内容は、不正入国・不正滞在を取り締まることです。主に、パトロール・取り調べ(身辺調査)が一日の流れになります。空港に勤務先がある場合は、24時間勤務することもあり、出入国の多い空港では多忙な業務です。
入国警備官の年収
入国警備官の平均年収は600~700万円ほどで、公務員なので年功序列で勤務年数が上がると高くなっていきます。給料自体は、高卒か大卒かによって多少変動あり、大卒の方が高めです。
20代の場合約300万円~、40代では500~600万円となり、役職がつけばさらに上がります。ほかにも、扶養手当、住居手当、通勤手当、期末手当などの各種手当がついて、手厚く保証してもらえるのです。さらに、7階級ある階級が上がることで年収も上昇します。
入国警備官のなり方
入国警備官として働くためにはどうすれば良いのでしょうか。入国警備官になるための方法について紹介します。
入国警備官採用試験に合格する
入国警備官になるには、採用試験に合格しなければなりません。採用試験の受験資格は日本国籍があることと、中卒以上の学歴を持っていることです。採用試験の上位者から合格が決まっていくため、合格点などはありません。
入国警備官になるための試験対策
入国警備官の採用試験の内容は、一次試験は基礎能力試験(択一式)、作文試験、二次試験は人物試験(個別面接、性格検査)、身体検査、身体測定、体力検査などの各種検査があります。
試験対策は高卒程度の公務員試験と同じ勉強で問題ありません。公務員試験対策の教材を使って勉強しましょう。
まとめ
今回は入国警備官の年収について紹介しました。入国警備官は国家公務員であるため、年功序列で給料が上がる仕組みです。各種手当も手厚いので、安定した収入を得ることができます。
採用の倍率が30倍と非常に高く、狭き門となっていますが、高卒程度の公務員試験と同じ勉強をしていれば問題ありません。
入国警備官に興味を持った方は、ぜひ公務員試験を勉強して入国警備官を目指してみませんか。