お祭りやコンサートなどのイベントでは人で多く賑わいます。そんなイベントでは時として人が多く溢れ、周囲がパニックになることもあります。そんなトラブルを防ぐのが雑踏警備の仕事です。その仕事は人の誘導だけではなく駐車場の整備も行っています。
イベントには欠かせないない仕事
花火大会などのイベントごとで人の誘導が主な雑踏警備ですが、別の言い方としてイベント警備や催事警備もあります。基本的な仕事は人が多く集まる場所で、人が集まりすぎることによって起こる混雑を回避し人をスムーズに誘導することにあります。
もしこの誘導がなければ前へ進もうとする人々によって押し合いになり、辺りは混乱してしまうこともあります。そして何より人が溢れたことで押し合い状態になってしまい、それにより誰かが転倒してしまうなど、負傷者が出る危険性もあります。
なので警備員の存在はイベントには無くてはならない存在といえます。また警備業法においても雑踏警備の業務内容は定められており、簡易的に説明すると人や車が多く集まる場所や危険である場所で事故を警戒し、それを防止するのが業務内容とされています。
イベントといわれると祭りやコンサート、花火大会が定番ですが、これらの共通点として外で開催されるものであります。なので雑踏警備の警備員の仕事は外が多いです。夏場になると炎天下の中で人を誘導しなければならないため、予想以上に体力勝負な仕事でもあります。
また冬場は冷え込むため防寒対策は必須です。また警備員は誘導する際に気をつける点があります。それが言葉遣いです。イベントごとによく行かれる方なら気づかれると思いますが、とても丁寧な言葉で誘導に従うようにお願いされています。
時として誘導時、誘導を嫌う人間から暴言を吐かれることが稀にあります。ですがそのとき冷静になり、謙虚な姿勢で誘導をお願いする必要があります。
そのためこの警備の仕事にはいついかなるときも冷静でいられる精神力も要求されます。警備員の仕事はいかなる有事にも備える為に研修を受ける必要があります。
これは警備業法で定められており全ての警備員がこれを受けています。これには誘導方法や警備時における会話の仕方など警備に必要なことをしっかりと学びます。
雑踏警備の警備員は花火大会などのイベント、特に大きな仕事では欠かせない存在です。
しかし警備を行う際にはありとあらゆる事態に対応できる冷静な精神力と丁寧な言葉遣いが要求されます。いずれにせよ普段イベントを楽しめているのは警備をされている人のおかげといえるでしょう。