いよいよ東京オリンピックを控えて国内では様々な動きが本格化してきています。しかし実は一番重要なところの準備に不安があります。それは東京オリンピックに携わる警備員の数です。これがいまどのような課題を抱えているのでしょうか。見てみましょう。
警備員の人手不足解消
日中のオリンピック会場や選手村などの警備については、ある程度であればボランティアで解決できますが、施設内部や夜間、出場選手の近辺などの専門的な警備についてはやはり専門の警備員が必要です。
選手たちの護衛や、オリンピック会場の治安維持に関係するところではどうしても必要になります。治安維持に関しては、世界各国から日本の治安の良さについては評価をもらっているところなので、ここは東京オリンピックについてとても大切なところとなります。
警備員の人手不足については、臨時で求人を出すなどして間に合わせることができたとしても、その後の警備員の人員が削減されるという懸念材料が残ります。
また、早い段階で人手を集めておかないと、東京オリンピックまでに必要な研修を行い、訓練や実践を行うことで経験を積み、来る世界的なスポーツの祭典を平和裏に行うことに課題が残ります。
オリンピックについては、日本だけでなく、世界のあらゆる人々が選手を含め東京に集結します。警備員は日本人だけでなく海外の人の警備活動にも携わらなければなりません。それに伴い、日本語だけでなく世界の各言語にもある程度精通しておく必要があります。
主要都市の鉄道の駅では、海外の言語でサポートするスタッフがいたりして、多言語でのサポートになれていますが、そのような場所以外では、外国語でのサポートがどこまでできるのかも、重要な要素となります。
人の往来が激しくなるオリンピック会場において、些細な問題が大きな治安維持活動に影響を起こす場合が少なくありません。
また、競技によってそれらを応援する人々のボルテージも様々なので、そのパワーバランスを考えて人員を配置する必要があります。
いままでの傾向から見て、サッカーなどはサポーターが暴走し、周りの治安を脅かすケースが後を絶ちません。
スポーツスピリッツにおいて礼儀やマナーは大切ですが、場合により守られなかったときの対処法を今から考えておく必要があります。
東京オリンピックに向けては、競技施設の準備が着々と行われています。そのような整備の一方で優秀な警備員の準備は、今急務で行われています。
オリンピックをすべての観戦者が安全に観戦し、選手が安全に選手村と競技施設を移動するために、いまできることは多くあります。