「掛け持ちでアルバイトをしたいけど、体力的に難しそう…」「サブにするバイトはどれがいいの?」
警備員に限った話ではなく、アルバイト雇用の方は一度でもバイトの掛け持ちを考えたことがあるはず。
この記事では、掛け持ちのメリットやそれに適しているアルバイトの紹介、気を付けないといけない注意点まで解説していきます!
自分に合った掛け持ちアルバイトを是非見つけてください!
掛け持ちアルバイトをするメリット
アルバイトを掛け持ちしたいといっても、複数の勤め先があるというのは簡単な事ではありません。覚える事やスケジュール管理が複雑になり、体調へも影響する可能性があります。
それでも掛け持ちをすることによるメリットとは何でしょうか。
収入の増加が見込める
アルバイトを掛け持ちをする一番のメリットは、やはり収入が増えるという事です。寧ろ、金銭的な理由から掛け持ちを始める人が一番多いと言えるでしょう。
これは、生活する上で当たり前に重要なことであり、仕事をする上での原動力となります。大変だからこそ、その分収入に繋がることで精神的余裕が生まれるのです。
スキルが身につく
色々な職種のアルバイトをすることにより、自分の経験値が向上し知識幅が広がりやすくなります。
それに伴い、将来の選択肢も増え、自分のアピールポイントともなるでしょう。
人脈が広がる
別のバイト先へ行けば、会える人物も変わります。その場の出会いで、学べることや吸収できる事は全て自分に取り入れましょう。また、何かあった時や助けが必要な時、自分の作り上げてきた交流が救済してくれるかもしれません。
掛け持ちするのに適したアルバイト
まず知っておきたいのは、会社の就業規則によってアルバイトの掛け持ちを禁じている会社もあるという事です。
また、それが可能でも、警備業界のように同じ職種の掛け持ちを禁じている企業もあります。アルバイトを掛け持ちする際は、必ず勤務先に確認しましょう。
それでは、職種別にご紹介していきます。
〇飲食店
アルバイト職種の中でも、一番人気があるのが、「飲食店・フード」の求人。求人数も圧倒的に多く、未経験の方でも働ける為、応募のしやすさが特徴です。実際、ファミレスや居酒屋で掛け持ちしている方は多くみられます。同じ職種ですが、お店の数も多いので、飲食店同士で掛け持ちしている方もいます。
〇コンビニ・スーパー
24時間営業のコンビニは、深夜勤務も可能な為、掛け持ちしやすく、週1からOKのところも。品出しやレジ打ち、接客を一度マスターしてしまえば、別の店でも即戦力になるはず。しかし、近年は人件費削減の為、セルフレジが適用されるコンビニ・スーパーが多くなってきています。今すぐに人手不足が解消される訳ではありませんが、将来的に募集が減ってくるかもしれません。
〇在宅ワーク
自宅でパソコン作業をする仕事や、内職、オリジナルハンドメイドの販売業など、通勤しなくても出来る仕事がどんどん増えてきています。昨今コロナウィルス感染防止を意識し、安全面でも掛け持ちに適していると言えるでしょう。
〇家庭教師・塾講師
近年、私立小学校だと7割近くの小学生が、公立小学校でも4割近くの小学生が塾に通っていると言われています。小・中・高と塾講師や家庭教師の需要はどんどん高まり、高学歴でなくても出来るバイトもあります。「学習塾講師検定制度」という民間検定の資格を持っていると有利になりますが、アルバイトの場合は殆ど必要ありません。ただ、人に教える為の学力とコミュニケーション能力が非常に重要となるため、責任感が問われる仕事でもあります。夕方~夜間まで、勉強を教える事が好きな方は、安定したアルバイトとなるでしょう。
〇コールセンター
コールセンターの中でも、インバウントとアウトバンド(テレアポ)に種類が分かれています。インバウントは、お客様サポートセンターの電話受付で、商品の使い方説明や問い合わせ対応をします。アウトバンドは、リストをもとに売り込みや営業をするテレアポ業務です。どちらも、マニュアルが用意されていますが、トークスキルが必要となってきます。もちろん、クレーム対応も出てくるため、スキルアップ向上を目指している方は挑戦してみると良いかもしれません。
〇日雇いバイト
季節限定や、行楽シーズンのバイトから、試供品の配布・交通量調査など、日雇いバイトのバラエティーはとても豊かで、殆どが未経験で勤務出来ます。自分の都合で仕事を入れられる為、急な出費が必要な時にお勧めです。ただ、派遣会社と契約する派遣雇用では、労働者派遣法により日雇いが禁止されているので注意です。
掛け持ちのお勧めは「警備員」!サブでもメインでも!
「Wワーク可」「週1~OK」「シフト自由」「入社祝金有」「面接交通費支給」
警備員の求人では、こういった言葉をよく目にします。掛け持ちするのに、「Wワーク可」「週1~OK」は必須とも言える事ですよね。
また面接選考に通り、入社するだけで貰える「入社祝金」や、面接に行くための交通費を負担してくれる「面接交通費支給」など、収入面で美味しい項目ばかり。
警備員は常に人手不足なため、求人募集も途絶える事がありません。
18歳以上~高齢まで様々な人が資格無しで働ける特徴もあります。
印象としては、「肉体労働だよね…」「何しているかわからない」と、実態があまりわからず応募まで行けない方も…。
しかし、警備業法で勤務する前に研修を受ける事が必須になっている為、どの会社に勤務しても事前準備がしっかり出来ます。夜勤日給の方が高い警備会社もあるので、昼は飲食店、夜は警備員、といったスケジュールで働いている方も多くいます。
▽「Wワーク可」「週1~OK」「シフト自由」「入社祝金有」「面接交通費支給」に当て嵌まる警備求人はこちら!
警備員の掛け持ちする際の注意点
注意したいのは、「WワークOK」の会社でも警備業界同士の掛け持ちを禁止している会社が多いという事。
警備業法に反している訳ではありませんが、情報漏洩を防ぐ為に就業規則で規定している場合が多いのです。警備員で掛け持ちのアルバイトをする場合は、必ず違う職業から選びましょう。また、掛け持ちOKと募集要項であった場合も、実際に勤務する時は事前に担当者へ確認しておくと確実です。
警備を掛け持ちした場合の収入例
Wワークが多く、警備アルバイトの中でも人気があるのが、「1号施設警備」と「2号交通誘導警備」です。
それではケイサーチで扱っているそれぞれの東京都平均日給がこちらになります。
〇東京都〇 | アルバイト日勤日給 | アルバイト夜勤日給 |
1号施設警備 | 9,400円 | 11,550円 |
2号交通誘導警備 | 10,802円 | 12,174円 |
【飲食店と警備員を掛け持ちした場合の例】
〇飲食店時給1,137円(東京都平均時給)
1日/5時間×1,137=5,685円
~週2日シフトで入った月給~
月(8日間)/5,685円×8日=45,480円
〇2号交通誘導警備 夜勤日給12,174円
~週3日シフトで入った月給~
月(14日間)/12,174円×14日=170,436円
◇合計月収◇
飲食店月給45,480円×施設警備月給170,436円
=215,916円
飲食店(週2)と施設警備(週3)で掛け持ちした場合、月収が215,916円となりました。大卒の平均初任給が210,200円と言われているので、それよりも高く稼げる事がわかります。
また警備は資格手当がつく会社が多くあり、資格を持っていることで更なる収入が見込めます。資格を取得するのにお勧めな方法は、資格取得支援制度がある会社に勤め、働きながら資格を取る方法です。
資格取得支援制度とは、資格を取るにあたって会社が費用を負担してくれる制度の事を言います。
自分で資格を取ると中々な金額になってしまうので、無理しない程度に働きながら取得すると金銭面では安心です。
▽資格を取って有利に働く方法の記事はこちら!
掛け持ちをする前に知っておくべきこと
どんなに収入が見込めても、掛け持ちするにあたって大事な注意点があります。
正社員雇用だと会社側が負担してくれる事が、アルバイトを掛け持ちでする場合は自分で手続きしなければなりません。また、体調管理やスケジュール管理も重要となってきます。
それを踏まえた上で、アルバイトを選定しましょう。
年間の所得金額を把握しておこう
日本に在住している限り、税金の支払いは義務です。掛け持ちをすることによって、年収が上がり、税金を納めなければなりません。
例えば、サブとメイン、両方合わせた年間収入が103万円を越している場合、所得税の課税対象となります。また、地域によって異なりますが、年間収入が93万円~100万円の場合は住民税も支払わなければなりません。
確定申告をする場合は、全ての勤務先で源泉徴収票を貰い、年末調整をしましょう。
もし確定申告の方法や必要書類がわからない場合は、勤務先に確認するか、税務署の窓口に相談してみると良いかもしれません。
健康保険・国民年金の加入はどうなる?
年収が130万円を超えると、社会保険上、家族扶養から外されてしまいます。
その場合、国民健康保険・国民年金に加入するか、バイト先が加盟している社会保険・厚生年金に加入するか、選択しなければなりません。
国民健康保険と国民年金の手続きは、在住している役所で手続きが行え、自分自身で支払いをします。
バイト先で社会保険・厚生年金に加入したい場合は、加入条件をバイト先に相談しましょう。基本的な加入条件は、『所定労働時間が20時間以上、雇用期間が1年以上、月額賃金が8.8万円以上(年収106万円以上)、学生ではない』となっています。加入できるバイト先は一つだけになるので、満たしている方のバイト先へ加入しましょう。
スケジュール管理と体調管理の徹底
金銭面を気にしすぎて、バイトのシフトを沢山入れてしまうと、休息時間が取り辛くなってしまいます。最初のモチベーションが高い時期は問題無いかもしれませんが、そのうち身体へ影響する事も…。全ての仕事において、スケジュール管理はとても重要です。「シフトに入っているけど、今日行けない…」なんて無責任な事にならないよう、掛け持ちをする段階である程度の決まりを作っておくことをお勧めします。
バイト先へ掛け持ちすることを伝える
少し怖いかもしれませんが、内緒にして後々トラブルとなる前に、バイト先へ掛け持ちする旨を伝えておくことをお勧めします。もしかしたら、自分が知らないうちに掛け持ちがNGになっていたり、就業規則で禁止となっている場合もあります。
事前申告と同時に確認が出来れば気持ち的にも安心出来るでしょう。またシフトを出す際、事情が伝わっていれば、変な気を遣う必要もなくなります。
上手に掛け持ちするコツ
メイン・サブにするバイト先の優先順位を明確化
複数のバイトを同じ勤務日数にするのではなく、優先度の高いバイトをメインとしてシフトを組みましょう。
例えば、警備員をメインのバイトにするなら、コンビニはサブのバイトとする…など、主軸が何なのかを決めておくと、シフトが重なってしまった…なんて事態も避けられます。メインのバイトで余裕が出来たら、サブの仕事を探す…こんな流れで始めると良いかもしれません。
掛け持ちにするバイトは、メインのバイトと違う職種にする
同業職での掛け持ちは、なるべく避けた方が良いでしょう。即戦力として活躍出来るかもしれませんが、会社側からすると、社内情報や独自のマニュアルが漏洩してしまうリスクがあります。もし、同業職でどうしても掛け持ちしたい場合は、必ずメインのバイト先へ相談しましょう。
1日に二か所のバイトをなるべく入れないようにする
いくら通勤時間に余裕を持ってシフトを入れても、1日に複数のバイトを入れるのはお勧めしません。1ヵ月に2~3日程度なら何とか乗り切れるかもしれませんが、毎日のようにスケジュールを組んでいると、体力的に限界が見えてきます。また、前に入れていたバイト先の勤務時間が延びてしまった場合、次のバイト先に迷惑をかけてしまう恐れもあります。
休日を必ずスケジュールに入れる
「折角掛け持ちを始めたのだから、どんどんシフトを入れよう!」と思ってしまいがちですが、休日を自分ルールとして決める事も非常に大切です。例え短い勤務時間であっても、それは出勤日と数え、完全な休日を週1以上は取るようにしましょう。疲労は、日々蓄積されていきます。溜まりにたまると回復し辛くなってしまうので、大きな病気やケガに発展する前にスケジュールへ組み込みましょう。
通勤を工夫する
近いエリアのバイト先を選ぶほど、時間の余裕が生まれます。掛け持ちをするにあたり、余計な体力は使いたくないので、自分なりに工夫できる事は優先的に考えましょう。行きが良くても、帰りが辛い…そんな日もあるはず。自分と向き合いつつ、無理のないバイト選びをしてください。また、交通費を負担してくれない会社もあるので注意です。
まとめ
メインのバイトがシフトに入れなかったり、もっと収入を増やしたかったりと、掛け持ちをする理由は人によって異なります。今回は、メリットや注意点などを紹介しましたが、自分の仕事ライフは自分にしかわかりません。
スケジュール管理・収入管理・体調管理、仕事する上でどれも欠かせないことですが、その管理方法は人それぞれ違うのです。一概に何が正しいか、答えは一つでは無いので、自分の匙加減で決めていくことになるでしょう。誰かと比べる必要はありませんが、他に掛け持ちしている方がどんなルーティーンなのか、掛け持ちしている人に聞いてみるのも良いかもしれませんね。
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