警備の仕事の中には、鉄道警備員という種類があります。これまで警備員として働いたことがあっても鉄道警備員は未経験という方もいるのではないでしょうか。
この記事では、鉄道警備員の仕事内容について解説します。
鉄道警備員の主な仕事内容
鉄道警備員の主な役割は、鉄道利用者と工事作業員の安全を守ることです。具体的な仕事内容は、旅客誘導業務、列車見張り業務、重機誘導業務の3つに大きく分けられます。
旅客誘導業務
旅客誘導業務は、工事中の駅のプラットホームや通路で乗客の安全を確保する仕事です。
駅舎の改修工事などは、毎日鉄道を運行しながら工事を進めていかなければなりません。通常より狭くなっているプラットホームや通路は混雑しやすく、乗客の転倒や列車接触のリスクが上がります。
乗客が安全かつスムーズに駅舎の利用や列車の乗降をできるように、鉄道警備員が適切に誘導します。
列車見張り業務
鉄道工事中の作業員の安全を確保するのが、列車見張り業務です。鉄道工事の多くは、列車が通過しない深夜の時間帯に行います。
しかし、時間によっては貨物列車などが通るため、その度に工事を中断しなければなりません。そのため、列車見張り業務についている鉄道警備員は運行ダイヤをきちんと把握して、作業中に列車が接近したら適切な対応をします。
拡声器を使って作業員へ線路からの退去をうながしたり、線路上の障害物を撤去したりするのです。
工事区間内で火災や土砂崩れが起きたときに、信号炎管などで合図をして列車の停止を試みるのも鉄道警備員の仕事です。
重機誘導業務
鉄道工事では、さまざまな重機を使用します。移動式重機を安全に誘導して事故を未然に防ぐ仕事が、重機誘導業務です。
工事中に重機が転倒、転落したり、架線などの鉄道設備へ接触したりすると、鉄道の運行に大きな支障が出てしまいます。また作業員や乗客への接触は、命に関わる大事故につながります。
こうした事故が起きないように、重機誘導業務の鉄道警備員は、周囲を常に監視しながら、状況に応じて重機の運転手に合図を送ります。
万が一、事故が起きてしまった際に関係部署に緊急連絡をするという重要な任務も、重機誘導業務の担当です。
短時間で稼ぎたいなら鉄道警備員はおすすめ!
乗客や作業員の安全を担う責任ある仕事という一方で、短時間で効率良く稼げるのが鉄道警備員の魅力です。
鉄道工事は原則として、終電から始発の間に行われます。そのため昼や夜勤の警備員と比べて拘束時間は短くなります。しかし深夜時間帯であるため時給が割増となるので、効率良く稼ぐことができるのです。
鉄道警備の仕事は求人情報サイトが探しやすい
鉄道警備の仕事に就きたいのであれば、警備員に特化した求人情報サイトを利用してみましょう。
専門の求人情報サイトには、警備員の募集案件が豊富です。鉄道警備員の仕事も、エリアや条件を絞って探せるので、希望にあった求人情報を効率良く見つけられるでしょう。
まとめ
乗客の誘導、通過列車の見張り、使用重機の誘導を主な業務内容とする鉄道警備員は、鉄道工事中に作業員や乗客の安全を守る重要な仕事です。
短時間で効率良く収入を得たい人におすすめの職種であるともいえるので、求人情報サイトで探してみてはいかがでしょうか。