バックレた警備員に降りかかる5つのデメリットとは?

警備員はバックレする人が多いと言われています。1人がバックレてしまうと、空いた分を他の警備員がカバーしたり、警備会社が安否を確認したりと周りに迷惑が掛かりますし、次の就職に就きづらくなるといったデメリットもあります。逆に、円満に退職できればメリットもあります。

警備員がバックレるとどうなるの?

バックレとは、連絡もなしに無断で休むことです。当日無断欠勤して後日会社に顔を出す人もいれば、そのままフェードアウトして来なくなる人もいます。仕事をバックレてしまうと、周りの人だけでなく自分にもデメリットがあります。

周囲のデメリット

他の警備員に出てきてもらう

当日空いた人員の穴を、他の警備員さんたちにカバーして貰わなければなりません。現場によっては、警備員の配置人数が法律で決められています。社内の空気も悪くなってしまいますので、次に出勤した際は、しっかりと謝罪とお礼を言いましょう。また、誰かが欠勤してしまって自分が出勤できそうなら、代わりに出ても良いかもしれません。お互いに助け合って働けると、会社の雰囲気も柔らかくなります。

会社は安否確認をする

一度バックレてしまいそのまま音信不通になると、警備会社も心配になります。なんらかの事故や事件に巻き込まれた可能性があるからです。家族にも連絡が行きますし、警察に相談することもあります。

自分のデメリット

損害賠償を請求される

あまりないケースですが、雇用契約によっては損害賠償を請求されることもあります。例えば、雇用期間にはっきりとした期限が設けられていて、その途中で無断欠勤してしまうと契約違反にあたる可能性もあります。

解雇される

14日以上無断欠勤が続いた場合は、会社は解雇することができます。また、長期のバックレにより会社に損害を与えた場合は、懲戒解雇になる可能性もあります。

転職が難しくなる

もし今の警備会社をバックレて他の会社に就職するとなった時、履歴書の経歴に空白があれば面接官は疑問に思うでしょう。特に警備業は警備業法で携われる条件が定められているので、前職調査をする警備会社が多いです。そこで前職のバックレが判明すれば、悪い印象を与えてしまいます。
また、再就職先に離職票や退職証明書の提出を求められる可能性があります。そこに「重責処分」と記載があれば、バックレがばれてしまいます。かといって、履歴書や面接時にそのことを伝えなければ、経歴詐称にあたります。もし辞めたくなってしまったら、正式な手続きを踏んで退職するのが一番です。

退職金が貰えない可能性も

雇用形態が正社員の警備員は、本来であれば退職金が出されるはずです。しかし、雇用契約や就業規則に記載がある場合は、退職金無し、または減額支給になります。気になる方は規定を確認してみてください。

バックレ癖がついてしまう

一日無断欠勤するつもりが次の日、また次の日とズルズル長引いてしまったり、次の職場でも理由をつけてバックレてしまうかもしれません。そうなってしまうと、長く務めることが難しくなります。

円満に退職するとこんなメリットが!

バックレではなく、正式な手順を踏んで円満に退職できればメリットがあります。

精神的な負担が減る

バックレてしまうと、どうしてもネガティブな気持ちになってしまいます。次の就職先で上手くいかなかった時、バックレるしかないのか……と勝手に考えを狭めてしまうかもしれません。穏やかに退職ができれば、気持ちを切り替えて次に進むことができます。

転職がしやすい

上記でも述べましたが、前の職場を解雇されると離職票には「重責処分」と書かれますし、前職について後ろめたさがあれば、面接時に態度に出てしまうかもしれません。
また、いくつもの警備会社でバックレを繰り返していると、業界内で悪い評判が広がり、どこも採用してくれなくなります。もし警備業以外での経験が無く、新しい業界に手を広げるとなると、転職活動はますます難しくなります。

手続きがスムーズになる

互いにコミュニケーションが取れていれば、書類の提出や仕事の引き継ぎ、他の社員さんへの挨拶などをスムーズに行うことができます。

バックレをしない為にはどうしたらいい?

とにかく一言連絡しよう!

無断欠勤してしまうと、周りにも自分にも良いことがありません。どうしてもこれ以上この警備会社で働けない!と考えたら、電話でもメールでも構いませんので、一言連絡を入れましょう。そうすると退職手続きや引継ぎもスムーズに行えますし、安否確認のために家族や警察に連絡を入れられることもありません。

退職代行サービスを使ってみる

どうしても自分から言い出せなかったり、警備会社に引き留められたり、不当な損害賠償を求められて、どうしたら良いかわからなくなってしまう人もいるかもしれません。その時は、退職代行サービスを利用するのも手です。

退職の手順は?

正式に退職手続きを取る際は、辞める1,2ヶ月前に会社に伝えましょう。退職願の提出や備品の返品などがあるので、余裕をもって行ってください。その間に、引き継ぎや他の警備員さんたちに挨拶も忘れないようにしましょう。ただし、そんなあらかじめ伝えられないという人は、2週間あれば退職することができます。退職する旨を会社に伝えてから2週間たてば、会社の同意なしに退職することができると、法律で決まっています。

自分に合った警備会社を探そう!

実際働いてみると、思ってたのと違うと感じるのはよくあることです。何らかの犯罪を犯したり人に迷惑をかけたわけでないのなら、辞めることで必要以上に自分を責めないでください。勿論、バックレは褒められたことではありません。沢山の人に迷惑が掛かりますし、自分にとってもデメリットになります。今の警備会社で働き続けられないと考えたら、正式に警備会社に伝えるか、退職代行サービスを利用してください。

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