イベント会場での警備員仕事について

マラソンから音楽イベントなど業務の幅が広くなるイベントでの警備は、どのように行われているのでしょうか。今回は警備員のイベントでの混乱を防止するための誘導ポイントについて紹介します。

イベントでは会場周辺が非常に混雑する

花火大会やコンサート、マラソン大会などの際には、会場周辺に多くの人たちが集まります。イベントに参加するために集まる人もいれば、近くを通るだけの人もいるでしょう。

混雑しすぎると正常な交通が困難になるため、イベント会場の周辺に警備員を配置して適切な誘導が行われます。

イベントに参加する人に対しては、会場の入口へ案内して、近くを通って行くだけの人に対して迂回路に誘導するといった具合です。

マラソン大会など、コース内を通行止めにして行うイベントもあります。その場合には、誤って一般車両が入って来ないようにする役割も警備員の仕事です。

入って来ようとする車両に対しては、いったん止まってもらった上で運転手に事情を説明して、他の道路へ誘導します。

マラソン大会ではコース内を車が通らないよう、参加者が安心して走れるようにすることがポイントです。

駐車場での誘導

イベントの際にマイカーで来場して参加する人もいます。駐車場を設けているイベント会場もありますが、混雑しやすいため警備員が配置されることが多いです。

駐車場に入って来る車を、空いている駐車スペースに誘導します。運転手は空いている駐車スペースを探す手間が省けてスムーズに駐車できるというわけです。

通路などで車同士がかち合うと、スムーズに駐車できないばかりか事故の原因にもなってしまいます。車同士がかち合わないように誘導することがポイントです。

そして、イベントが終わって、参加者が帰宅する際には駐車場の出口の前で安全に出られるように誘導します。

不審者の出入り防止


イベント会場には非常に多くの人が集まるため、不審者が紛れ込むこともあります。イベントによっては、会場に入る際に警備員が簡単な手荷物検査などを行うことも多いです。

アイドルなどのコンサートや握手会においては、特に厳重な警備が求められます。この際に会場に危険な物を持ち込ませないことが重要なポイントです。

危険物の入ったバッグを忘れ物として届けて後で受け取るなど、巧妙な手口で危険物を持ち込まれた例もあります。

イベントが始まると人の出入りはほとんどなくなりますが、途中で不審者が入って来ないように入口のところに立っていることが多いです。

特に何もなければ、ただ立っているだけで体力的には楽と言えます。それでも犯罪や事故の未然防止になるため重要な仕事です。

悪いことを企んでいる人でも、警備員が立っているということで思い止まらせることに繋がります。

また、遅れて途中からイベントに参加する人や、途中で帰る人の誘導を行うことも警備員の仕事です。

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