警備員の仕事の中でも特に人気の高い「常駐施設警備」ですが、その就業先はオフィスビルからマンション、商業施設、病院、学校など幅広く存在します。
その中でも今回は様々なテナントが一カ所に集まるデパートやショッピングモールなどの「大型商業施設」での警備について紹介します。
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目次
施設内の警備員の仕事内容とは
施設の警備員と聞いて多くの人がイメージするのは、「施設内を見回る」、「監視カメラの映像を監視している」といった仕事ではないでしょうか。たしかにそれらは施設警備の代表的な仕事内容です。
ですが、施設を守る警備員の仕事はそれだけでは終わりません。
実際の施設警備の業務内容は、
- 施設内の見回りを行う「巡回」
- 特定の位置に立って周囲を警戒する「立哨」
- 施設を出入りする人の「受付」
- 施設内の「開錠・施錠」
- 防災センターでの「防犯カメラのモニター監視」
など、他にも色々な業務があります。
これらは勤務する現場や警備会社によって内容は様々です。
大型商業施設の警備で何よりも特徴的なポイントは、接客を伴う場合があるという点です。
閉店後の夜間の業務ならともかく営業時間内であれば、施設の巡回中にお客さんに話しかけられることもあります。 お店の場所を聞かれたり、落とし物を届けられたり。時にはトラブルや急病人の対応などを行う必要もあります。
警備員もお店の店員も同じ「商業施設のスタッフ」なのデス。
大型商業施設の警備はキツイ?
夜勤は慣れるまでが大変
大型商業施設だけでなく、施設に常駐で働く警備員は夜間の勤務を行う場合があります。
休憩時間や仮眠の時間が十分に確保されている場合であっても、夜間の仕事に慣れていない人にとってはキツいと感じることが多いようです。
慣れてしまえば夜勤や当直の方が好きという人もいますが、慣れないうちは睡眠不足になりやすく、普段と生活リズムが逆転して体調を崩してしまうことがあります。
おもてなしの心が大事
「施設警備の仕事は人と関わらなくてすむ」という話しをよく耳にしますが、大型商業施設の営業時間中に仕事をするとしたら話しは別です。夜間だけのシフトならまだしも、日中は大勢の利用客や他の従業員がいる施設で働くのですから、全く人と関わらないということはまずありません。
お客さんと会話をする機会もあるため、「人と関わりたくないから施設の警備員になりたい」という人に大型商業施設の警備員はオススメできないでしょう。
直接お客さんと関わる機会が多いこともあり、感謝されることも多く、他の施設警備の現場に比べて、やりがいや達成感をより感じやすいです。
大型商業施設で働くココがポイント
接客経験や語学力を活かせる
毎日大勢の利用客が出入りする大型商業施設では、警備員も接客経験を活かすことができます。丁寧な対応を行った場合にお客さんに感謝されることもあるでしょう。
そして人の多くあつまる場所ですので、外国人客も多く、外国語での対応ができる方は能力を活かすことができます。
天候の影響なく安定して稼げる
月給の正社員ならともかく、日給のアルバイトの場合は思うようにシフトに入れなかったら大変ですよね。
特に交通誘導などの屋外の仕事は天候によってその日の仕事が中止になり、収入が減ってしまって・・・なんて話しはよくあります。
ですが、大型商業施設での仕事はそう言った天候による影響がなく、安定して働くことのできる職場です。
未経験でも採用する場合が多い
採用の際に警備員の経験がある人や警備関連の資格を持つ人が優遇させるのは間違いないですが、必ずしも経験者のみが採用されるわけではありません。多くの警備会社は未経験者の応募を歓迎しています。採用後は法定で定められた研修を数日間に分けて行うので、警備の知識が全くない方でも知識ゼロのまま現場に放り出されることはありません。
警備員は男性だけの仕事じゃない!
警備員と言えば男性の仕事のイメージが強いかもしれません。ですが最近では女性警備員の需要も高く、特に大型商業施設では女性のニーズが高まっています。
デパートやショッピングモールと言った大型商業施設には様々な年齢層の利用者や従業員がいます。何か困ったことがあった時に、小さな子供や女性からすれば、男性警備員よりも女性警備員のほうが話しかけやすいという傾向があります。
また、女性トイレや授乳室での緊急対応と言った、男性警備員では対応しにくいトラブルにも細かく対応できるため重宝されます。
迷子の子に話しかけたらビックリして泣き出されちゃったことがあったよ
大型商業施設の警備員はこんな人が向いている
- コミュニケーション能力に自信がある
警備員がそっけない態度をとってしまった場合、クレームの原因になってしまうこともあるかもしれません。人と話すのが好きな方はこの仕事に向いていると言えます。
- 自己管理能力に自信がある
警備員の仕事は力仕事などの肉体労働ではありませんが、長時間立っていたり、歩き回ったりといった仕事もあります。
現場によっては夜勤や当務もあるので、体調や健康に常日頃から気を付けるのはとても重要です。
商業施設で警備員として働いてみよう!
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