日本列島47都道府県、地域によって特性を生かした様々な仕事がありますよね?農業が盛んな地域は農業。とくれば逆に工業が盛んな場所は工業ですし、一括りにこの国の経済を活性させている訳です。 インフラ面も同様ですが、これはもうすべての地域に共通していること。そう、警備員も同様です。私たちは、例えば仕事でも、普段の旅行はお出かけでも、何かしらの場面で警備員さんは地域のインフラや安全を支えるために奮闘する。いわば縁の下の力持ちなのです。
さて、今回は東北地方の玄関口でもある福島県で警備員になるには…抑えておきたいポイントを見ていきましょう。
目次
福島県ってどんな場所?~個性あふれる3地域で連なるうつくしま~
福島県は東北六県(青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県)の中でも一番東に位置し、関東地方から見ると「東北地方の玄関口」でもあります。全国では北海道・岩手県に次ぐ3番目の面積 13,782.75 ㎢ の広さを 誇ります。
主に地域の特徴としては磐梯山や大内宿が風光明媚で縁起物の赤べこ、喜多方ラーメンでおなじみの会津藩ゆかりの地、会津・南会津からなる『会津地方』。県内中心の福島市や郡山市が位置し、 奥羽山脈と阿武隈山地に挟まれた自然豊かな 県北、県中、県南からなる『中通り』。そして伝統芸能「相馬野馬追」や「スパリゾートハワイアンズ」の位置する相双、いわきからなる『浜通り』の3地域に分かれております。
また全国有数のフルーツ処としても有名で、もも・梨・りんご・あんぽ柿など、魅力あふれる果実に、風光明媚な自然あふれる景色などから「うつくしま・ふくしま」と呼ばれております。
2011年の東日本大震災では浜通りの東京電力福島第一原発の事故で周辺も大きな影響と風評被害に見舞われたのは記憶に新しいかと思いますが、福島県民の「負けない気持ち」が後押しし、2020年に震災後長らく運休区間であった常磐線が悲願の全線開通となりました。
福島県で警備会社を選ぶポイントとは?
突然の新天地でのお仕事、どんな業種であっても緊張はするものです。警備のお仕事は実際街に街では見かけるものの、いざ自分がやるとなったら…どうやればいいんだろう?そして、何から始めたらいいんだろう?そう思われて当然ですよね。警備業界が未経験の場合では尚更であると思います。
では福島県で警備会社を選ぶポイントってどうしたらよいか、探ってみましょう。
自分はなぜ、転職するのか明確にする。
仕事をする際に履歴書を書くと思うのですが、必ず「志望動機」を明記する欄ってありますよね?つまり「なぜ警備を仕事を選んだのか?」という部分を明確に示す必要があります。『 家族がいるのでお給料をたくさん稼ぎたい』『勤務時間や職種が合っている』『警備の仕事に興味があった』など。
もちろんそこは空白は絶対NGですので、 ありったけの思いを書きましょう。
仕事の種類を把握する。
警備の仕事といえど、実はかなり種類があります。おそらく外で車の誘導をしている方たちが圧倒的に多く見る機会が多いかと思いますが、種類を分ければ多岐に渡り、種類によっては資格が必要なケースも出てきます。
車を誘導する交通警備やイベント関連などでお客様の警備をする雑踏警備、また公共施設の巡回をする施設警備など、あなたに合わせた警備員の仕事を選ぶことをお勧めします。
警備会社の特徴を知る。
実は警備会社は全国47都道府県に約9,200社ほど存在しているといわれております。単発のものから長期のものまで、募集要項もバラエティに富んでおりますので、あなたに合った警備会社を探すと良いでしょう。では特徴とは一体どんなものでしょうか?
給与面もさまざま。
警備会社は、単発もあれば短期、長期と配属場所や希望などによって選択可能で、給与面も「時給」「日給」「月給」とあるのが魅力。月給制は18万円~20万円付近が平均として挙げられますが、「日給」や「時給」であれば極端な話、あなたの頑張った分だけ稼ぐことが可能です(もちろん身体と相談の上ですよ)。
支払いもあなたに合わせて。
すべての会社が可能ではありませんが、「月給」「日給」「時給」の中で、もちろん通常の月一回決まった締め日に応じて給料日に支払う方法もあれば、週払い対応、日払い対応も可能な警備会社もあります。
働く人のライフスタイルや事情に合わせて、まず重要なその部分の情報収集も大切と言えるでしょう。
資格を生かせる。
警備員の仕事には資格が必要な仕事があります。該当の有資格保持者にはお給料とは別に「資格手当」が支払われます。警備関係のお仕事に長期で従事されたい方は、ぜひ資格を取られると良いでしょう。
勤務時間はさまざま
警備員は現場によって、勤務時間(拘束時間)が大きく異なります。通常の日中の業務に加え、夜間に仕事となるケースもあります。深夜の大型施設の警備や、夜通し行われる道路工事などもそうです。
昼夜逆転ですので、ペース配分も考えたうえ、やはり給与面ですと深夜勤務は少々部が良いので、考えながら勤務時間や警備員の業種を選ぶことがベストと言えます。
正社員になりたい方は(資格支援制度も!)
警備員のお仕事も、正社員登用を積極的に行っている会社もございます。せっかくのお仕事、地に足をつけて働きたいという方もいらっしゃいますよね。ただ、いきなり正社員だと不安な方も多いのも事実ですし、そのお気持ちもよくわかります。そういった方はじっくりとお仕事に慣れていきましょう。
また、警備会社によっては資格支援制度を設けている会社もありますので、徐々に警備の仕事を掌握していきながら正社員への道を目指すのも一つの選択肢ではないでしょうか。
勤務地は確認しよう
「とんでもない場所に行かされて、とんでもない時間帯に終わって、交通費をもってきてなかった」なんて少々オーバーかもわかりませんが、そのようなことがないように、事前に勤務地は担当者の方ときちんと把握をしておきましょう。なじみの無い場所であれば尚更ですし、公共交通機関が乏しい場所となれば事前に下調べして「ちゃんと行って帰れるのか」確認するのも準備のうちです。
よく「キャンプは家に帰るまでがキャンプです」のような格言を残すアウトドア評論家がいますが、警備員の場合も、まさに「家に帰るまでが警備員」ですね。
うれしい寮完備
警備員の仕事をするにあたり、通いであれば何の問題もないですが、やはり遠くから来られる方のために、寮完備の会社も中にはあります。疲れた体を癒すのには、保たれた空間が必要不可欠。場合によっては条件付きで引っ越し支援などを行っている警備会社もありますので、地方から就労される方はぜひこの部分は要チェックです!
福島県で自分らしい働き方見つけませんか?
2011年3月11日東北地方を襲った「東日本大震災」は福島県にも甚大な被害を出しました。地震・津波に加えて、あの日から福島県は原発事故という国が向き合うべき国難にも直面する最前線になりました。
「がんばろう東北!」だけでなく、「福島は負けない!」という、福島県の美しい姿を取り戻そうと今、復興の息吹が実を結びつつあります。
都会に比べてのどかな地域ではありますが、その分マイペースに仕事ができることが最大の魅力。郡山市や福島市の市街地など、福島県の中心地は新幹線の主要駅で設備面も充実しており、人々の往来も多いことから経済の活性化につながりやすい地域です。
またその他の会津、中通り、浜通りも震災以降は県外へ流出する方が多く見られたため、復興は進んではいるものの、まだまだ人手不足な業界も多いのが現状です。
まとめ
福島県で警備員になるには、まず福島県という場所を知り、そして警備の仕事に関するポイント、就業場所、条件面、そして転職理由。それらを順を追って精査することによって、自分自身が働きたい警備の仕事の職種や勤務スタイルが見えてくることでしょう。そして福島県の魅力と震災復興への気持ち、警備員という縁の下の力持ちの仕事で地域貢献ができたら喜びもひとしおのことでしょう。
復興に欠かすことのできない警備員のお仕事、魅力的だと思いませんか?