施設警備は精神的に楽?一人の現場のメリットや業務内容も紹介

警備の仕事のひとつである施設警備。警備員の仕事の中でも、「施設警備は一人現場があるから楽なのでは…」と言われています。施設警備が精神的に楽だというのは本当なのでしょうか。今回は一人の現場のメリットや業務内容、どんな人が向いているのかについて解説します。

施設警備が楽なのは一人現場があるから!

「施設警備は楽!」と言われるのは、一人の現場があるからという考えもあります。ほかに楽な要素はあるのでしょうか。

そもそも施設警備とは

警備業法に定められる1号警備業務に含まれているのが施設警備です。施設内の安全や財産を守る仕事で、学校や商業施設、マンションなどの施設に勤務することが一般的です。

施設警備が精神的に楽だといわれる理由

施設警備の仕事は、基本的にはチーム警備ですが、中には一人で現場を任せられることもあります。一人の現場には、人間関係の負担が少ない、休憩時間は好きに過ごせるというメリットがあります。しかし一方では、孤独で時間を持て余すというデメリットもあるのです。

また、体力的な負担が少ないという利点もあります。屋内の警備は見回りが主な業務なので、暑さ・寒さによる体力消耗がないというのは嬉しい点でしょう。しかしその反面で、当直勤務があるため、勤務時間が長くなることもあります。

さらに、天候に左右されないので収入が安定していること、シフト制なので定時で上がれることも魅力でしょう。定年退職後の高齢者にも向いている仕事です。

一人現場のある施設警備の業務内容

業務内容は現場によって違いますが、まずは採用されると新任教育を受けて警備方法を学びます。事前にレクチャーされるので学歴や資格などの制限がなく、初心者でも働きやすい仕事です。

一人現場のある施設警備にはどのような業務があるのでしょうか。以下でその業務内容について解説します。

巡回

巡回は、決まった順路で定期的に施設内をパトロールする業務です。不審者や施設の設備などの異常を早期発見する目的があります。

立哨(りっしょう)

指定の場所に立って警戒を続ける業務です。施設内で不審な動きをしている人がいないかチェックします。

入出管理

施設の出入りを管理する業務です。施設内に関係者以外の人や不審者が立ち入らないように監視し、時には監視カメラを使うこともあります。

施設警備の一人現場に向いている人の特徴

お年寄りなどでも気楽に働けるイメージがある施設警備の仕事ですが、誰でも簡単になれるわけではありません。働き始めてから「自分には向いていなかった」となる前に、施設警備の仕事の適性があるかどうか確認しましょう。

長時間の一人現場に耐えられる

一人現場は長時間一人で過ごすことができ、時間を上手に活用できる忍耐力がある人に向いています。また、ストレスを上手に発散できることも大切です。

当直をする体力がある

不審者が現れたときは、警備員が対応に当たります。施設内の人々、財産、そして自分の命を守るために護身術の習得は必須です。そのようなトラブルに遭遇することを踏まえて、基本的な体力は兼ね備える必要があります。

コミュニケーション能力がある

一人現場でも、誰ともしゃべらずに終わるということはそうそうありません。施設利用者には丁寧に対応するなどの常識的な接遇は必須です。

やる気や向上心がある

巡回の順路や警備業務の日課を早く覚えるなど、積極的に業務に取り組むやる気が必要です。ほかにも、資格取得でさらなるスキルアップを目指す向上心があるとなお良いでしょう。

まとめ

さて、今回は施設警備の一人現場について紹介しました。一人の現場は精神的につらいと感じる人も多くいる一方で、自分で時間を好きに使え、人間関係に悩むこともありません。一人で過ごすことが苦ではない人には向いている仕事であるといえます。

転職を考えるなら、自分自身の適性と業務内容を照らし合わせ、体力やメンタルで耐えうる職場であるかどうかを見極めることが大切なのです。

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