警備という仕事は主に人員を使って行う業務ですが、「機械警備」という人員を使わず機械が行う警備の種類もあります。
最近では、機械警備は一般化していて、普及率も高いです。
この記事では機械警備とはどんな仕事なのか、どんな業務を行っていてメリットはどんなものなのか、ということについて説明します。
機械警備とは?
まずは機械警備業務の定義と、導入のメリット、デメリットを簡単に紹介します。
機械警備業務の定義
機械警備とは言葉の通り、契約先に機械=各種センサーを設置し、このセンサーを使って警備業務を行うことです。
センサーが侵入者を感知したり、火災などの発生を感知したりすると、警備会社の基地局へ通報される仕組みになっています。契約施設での異常を知らせる情報が基地局に届き、警備員が現場に派遣され、対処に当たります。
警備法上では大きく分けて1~4号警備業務に分かれ、それぞれに業務内容が異なります。また警備業で携わる業務は多岐にわたるのが特徴です。業務によって必要な資格が異なるものですが、機械警備業務の場合は基地局ごとに「機械警備業務管理者」の資格を持った人を配置する必要があります。
機械警備のメリット・デメリット
機械警備は施設警備業務の一形態ですが、人が常駐する代わりにセンサーを設置することで、コストがおさえられるのがメリット。待機させる警備員の数が少なくて済むためランニングコスト、人件費がおさえられます。
デメリットとしてはセンサーなどを購入する初期費用が発生することです。
機械警備員の主な業務
続いて機械警備員の4つの業務を確認していきましょう。
ひとつ目は、センサーが発砲されたときの現場急行業務。侵入者や火災等への対応として、警察への通報や消防との連携が必要です。ふたつ目は車両を使ったパトロール業務。契約施設に異常がないかの巡回警備や不法侵入者が発見された際の対処を行います。
3つ目はコインパーキングの対応業務。精算機トラブル時の現場急行にあわせて、駐車場設備の不具合や精算ミスの対応が必要です。4つ目はセンサーの誤発報への対応業務。事件でない場合は、センサーの故障やお客様のセットし忘れなどが考えられるので調査します。
機械警備員として働くメリット
警備員として働くメリットは「やりがい」、「スキルアップ」、「昇給」の3つです。
お客様の住宅や財産を守ることで感謝されるやりがいのある仕事だといえるでしょう。また、警察や消防との連携により責任感が要求され、不審者の対応方法などのスキルアップもできます。さらに機械警備業務管理者になるなどのステップアップで、昇格や給料アップのチャンスもやってきます。
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まとめ
責任感が必要とされる機械警備の仕事は多岐にわたりますが、その分昇給なども期待できる仕事です。またやりがいもある仕事なので、モチベーションを維持しながら働くことも可能。責任感ある仕事がしたい方はぜひチャレンジしてみてください。ゆくゆくは管理職も目指せる仕事なので、将来性もあります。