勤務中にマスクをしたいと考える警備員も少なくないでしょう。警備の仕事をするときにマスク着用はできるのか、禁止されていてもつけたい場合はどうしたら良いかについて解説します。
目次
マスクの着用はケースバイケース
勤務中に警備員がマスクをして良いかどうかは、警備会社や配属先によって異なります。着用禁止ということを知らず、後にトラブルにならないように、勤務前に確認しておきましょう。
警備会社によって異なる
規則としてマスク着用の可否が決まっている会社もあります。風邪を引いているときや花粉症対策など正当な理由があれば、マスク着用OKとされているケースが多いでしょう。
また体調に問題がなくても、インフルエンザの流行期や防寒としての着用が認められる場合もあります。新型コロナウイルスの流行で、マスク着用が義務付けられた警備会社もあるでしょう。季節や状況によっても変わる可能性もあります。
ただし、マスク着用はNGと決まっている警備会社で、どのような理由があってもマスクを使用できません。
配属先によって異なる
配属先によってマスクの使用ができない場合もあります。一般客と多く接する配属先の場合はマスクの着用はNGとしている警備会社も少なくありません。
また警備会社の規則ではOKでも、配属先の要望によってマスク着用がNGになる場合もあります。
なぜ警備員のマスクはNGなの?
警備や誘導の仕事をするうえで、マスクが邪魔になるわけではありません。それでも警備員のマスク使用が禁止になることがあるのはなぜでしょう。
お客さんが失礼だと感じるから
勤務中に接する一般客からのクレームを防ぐことが、最も大きな理由です。マスクを着用した状態で接客するのは失礼だと感じる方も一定数います。
そのためクレームが来ることを想定し、事前にマスクを禁止する配属先も少なくありません。
本人確認のため
マスクで顔が隠れていると、本人かどうか判断しづらいという問題も。別人が警備しているという事態を避けるために、顔が分かりやすくなるようにマスクの着用を禁じている会社もあります。
どうしてもマスクを着用したいときは?
マスク着用が禁止されていてもマスクをしたい場合の対処法を見ていきましょう。
警備会社と話し合う
まずは警備会社にマスクがしたいという要望を伝えて話し合いをしてみましょう。正当な理由があれば認められる場合もあります。
勝手にマスクをつけるのはおすすめできません。会社の規則としてマスクが禁止されている場合、指示に従わなければ減給や解雇といった懲戒処分を受ける恐れもあります。
第三者に相談する
正当な理由があるにもかかわらずマスク着用が認められないときは、しかるべき機関などに相談することもおすすめです。労働組合や労働基準監督署、弁護士などが対応してくれます。
ただし、警備会社の中にはマスク着用が問題ない会社も多くあります。はじめからマスク着用OKが確認できる会社を選ぶことも手です。転職支援サービスの利用時や面接の際に確認してみましょう。
まとめ
風邪や花粉症対策など正当な理由があれば、警備員のマスク着用は認められるケースが少なくありません。マスクを着用できるかどうかは警備会社や配属先によって異なるので、確認してから使用しましょう。