屋外で仕事をする警備員は、太陽や車のライトなど強い光が業務に影響することもあるでしょう。そういう際に、サングラスを使用したいと考える方もいるかもしれません。警備員はサングラスを利用できるのかについて解説します。
サングラスを着用するメリット・デメリット
サングラスは強い光から目を守ってくれるので、着用することで、光の影響を減らし快適に働けるというメリットがあります。
屋外での勤務中は、強い光にさらされる可能性があり、太陽からは紫外線が出ているので、対策しなければなりません。
長時間強い紫外線を目に浴びていると、白内障や黄斑変性症といった病気になる恐れも。
また、太陽の光や夜間の車のライトなど明るい光が目に入ると、まぶしさで目がくらむ原因になります。サングラスをかければこういった光や紫外線を軽減できるので、目の保護に役立つでしょう。
一方で、サングラスをすることは、日本では見た目の印象が良くないととらえられることが一般的です。警備員や交通誘導員としては不適切な身だしなみとして、クレームが来る恐れもありますので注意しましょう。
警備員はサングラスを着用できる?
勤務中にサングラスを着用できるかどうかは、警備会社や配属先の判断によります。サングラスをして働きたい場合は、会社に相談してみましょう。
仮に、サングラス着用にOKが出た場合でも、クレームが出にくいタイプのものがおすすめです。サングラスは、レンズの色やフレームの形で大きく印象が変わります。
レンズの色は薄く目が見えるものを利用すると良いでしょう。フレームはシャープな形状ではなく、通常のメガネと同じような形を選ぶとマイルドな印象になります。威圧感を与えないことがポイントです。
これまでサングラスは警備員の身だしなみとしては不適切として扱われてきました。しかし、この考え方は今後変わっていくかもしれません。国際的な運動競技大会では、警備員の健康を守るという考えから、サングラスの着用が大会組織委員会より推奨されています。
オリンピックを機に、警備員や交通誘導員が屋外で仕事をする際のサングラス着用が広まっていくかもしれません。
サングラスの代わりになるメガネはある?
サングラスの着用が認められない場合は、ほかの方法で目を守ることを考えましょう。実は、紫外線をカットする性能とレンズの色には関係がありません。無色のレンズを使った紫外線カット(UVカット)メガネを利用すると良いでしょう。
まぶしさの対策には偏光レンズやレンズのコーティングという方法があります。完全な無色透明のレンズにはできませんが、最近は技術の進歩によりごく薄いグレーや茶色の偏光レンズが出てきました。
値段は少々高くなりますが、サングラスの代用として使用できるでしょう。
まとめ
警備の業務上、サングラスは不適切な身だしなみとされることが多いため、使用したい場合は警備会社や派遣先に確認しましょう。サングラスの使用が認められなければ、紫外線カットや偏光レンズのメガネで代用できます。