警備員の仕事にはさまざまな内容がありますが、その中には1日の警備の状況を報告するための書類「警備報告書」を書くというものがあります。では、警備報告書はどのようにして書けばいいのでしょうか。ここでは、警備報告書の内容や書き方について説明していきます。
警備報告書とは?
警備報告書とは、簡単にいえば警備員が書く日報のようなものです。警備業務を行った日時や巡回場所、業務内容などについて記入して、警備会社に提出します。警備業務中に何らかのアクシデントやトラブルがあった場合には、それについても記入します。
警備報告書の形式は警備会社によって異なりますが、記入する内容はおおむね「隊員名、開始終了時間、業務実施内容、天気、備考など」です。記入した警備報告書は、クライアント企業の担当者に確認を受け、判子を押してもらいます。そして、自分が勤務する警備会社の上司に提出します。
警備報告書を書くときの注意点
書き慣れていない人には、警備報告書を書くのはなかなか難しいでしょう。ここでは、警備報告書を書くときの注意点について説明していきます。
まず、トラブルやアクシデントが発生したときには、必ずその内容を警備報告書に書くようにしましょう。
警備報告書は、単なる日報ではありません。その日の仕事内容を把握しておくのはもちろんのこと、警備業務を見直すという大きな目的があるのです。特に、トラブルやアクシデントが発生した際には、その再発防止策や改善策を考えなくてはいけません。そのためにも、警備報告書の記入内容は、正確かつ正直に記入しましょう。
こうした報告書は、書いているうちにだんだんとマンネリ化してしまうこともありますが、そうなると小さなトラブルが大きなトラブルに繋がってしまうこともあります。そうした事態を避けるためにも、警備報告書はしっかり書くようにしましょう。また、警備業務中の自分のミスを隠したり、実際の警備内容とは異なる内容を記入したりするのもNGです。必ず事実に沿った内容を記入するようにしましょう。
ミスやトラブルの内容を記載するときには、合わせてその改善策を書いておくといいでしょう。そうすることで自分の評価を上げることができます。
まとめ
警備員には、その日の警備の内容を報告するための警備報告書を提出する義務があります。形式は会社によって異なりますが、隊員名、開始終了時間、業務実施内容などを記入することになっています。記入する際には、トラブルやミスについても正確かつ正直に書くことが大切です。また、改善策についても記入しておくと自身の評価を上げることにも繋がります。