「警備員はいらない」と思う人はいるかもしれませんが、警備員は世の中に必要です。ではどうして「いらない」と思う人がいるのでしょうか。今回は、警備員はいらないといわれる原因や、警備員はどのような仕事をしているのか解説していきます。
警備員はいらないと思われてる?
「警備員はいらない」という声をネットや記事などで目にしたことはありませんか?どうして警備員はいらないと思われているのでしょうか。
警備員は安全を守るのが仕事ですが、一般の人からみていると「ただ立っているだけ」「そこにいるだけ」といったように、何もしていないように見えてしまうのも原因の一つです。
また人の命や財産、施設などを守る仕事のわりには、警備員のおよそ4割が高齢者であるのも「有事の際には、本当に命を守れるのか」不安になってしまう人も多いのではないでしょう。高齢者が多いため、役割が果たせるのが疑問に思ってしまうようですね。
さらに加えて、警備員の仕事は目に見えて成果が出る仕事ではありません。人に命や安全を守るのが仕事のため、「守っている」というのがわかりにくいのも要因の一つでしょう。
また、警備員は誰でもなりやすい職業です。学歴や職歴を重視しないことがあるため、中には常識に欠けるマナーがない警備員がいるのも確かです。
こういった一部の非常識な警備員が、警備員全体の印象を悪くしていることも考えられるでしょう。
警備員が必要とされる場面
とはいえ、警備員は必要です。周りが思っている以上に警備員の仕事が要求される場面がたくさんあるのです。
警備員が必要とされる仕事には「施設警備」「交通誘導」などがあります。どのような仕事内容なのかそれぞれ下記で説明します。
・施設警備・・・防災管理、人や車の出入りの管理、遺失物の管理、クレーム対応など
施設では思わぬ火災を防ぐために監視したり、火災報知器が鳴った場合は、現場にいって処置を行ったりします。また車の出入りがある場合、誘導やチェックや各種手続きを行っていきます。
他にもクレーム対応や、遺失物の管理など多岐にわたる仕事を行っています。
・交通誘導・・・(事故防止、片側通行、混雑防止)
駐車場や工事現場などの出入りで、事故が起ったり、混雑を防いだりするために交通誘導を行っています。大規模なイベントでは、人がたくさん押し寄せるため、誘導がなければ大混乱を招いてしまう可能性も少なくありません。また、交通以外にも人の誘導を行うケースもあります。
最近ではドローンの技術が凄まじく、業界では警備の仕事にドローンが活躍するのではないかといわれています。しかしドローンが使われるようになって、警備員の負担が減っても、警備員がいらなくなることはありません。
まとめ
警備員は市民の安全を守る立派な仕事で、わたしたちが日常生活を安心して送るためにも必ず必要な仕事です。決して、警備員はいらないことはありません。また今後ドローンの活躍が増えることになったとしても、警備員の仕事がなくなることはありません。