警備業の資格
- 警備員になる為の資格は必要ありません。
- しかし、中には例外もあります。機械警備や現金輸送、警備員を教育・指導する立場の場合、資格が必要になります。また、資格を持っていることで、手当てが支給されることもあります。 警備に関する資格は大きく分けて2つあります。 1つ目は警備業法における国家資格ともうひとつは警備業に関連する国家資格・民間資格です。
警備業法における国家資格
警備業務検定
検定試験には2つ種類があります。登録講習機関が実施する特別講習と、公安委員会が実施する検定です。特別講習の方が費用は高いが、合格率が高い。公安員会の実施する検定は、費用が安いが合格率が低い。
追加取得講習:受講資格
1級 | 直接検定の場合 新2級検定合格証明書の交付を受けている者であり、当該種別に係る警備業務に1年以上従事している者 特別講習の場合 新2級検定合格証明書の交付を受けている者であり、当該種別に係る警備業務に1年以上従事しており、警備会社所属警備員であること |
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2級 | 直接検定の場合 特になし 特別講習の場合 警備会社に所属する警備員であり、新任教育を受講していること |
この資格のメリット
各区分の警備業務に従事している場合、手当てが支給されることがある
受講費用
直接検定:13,000~16,000円(雑踏1・2級13,000円、交通1・2級14,000円、その他16,000円)
特別講習:(1~4号) 本講習:32,400円 再講習:12,960円
特別講習受講には、合格率向上のため別に事前講習の受講を義務付けしている場合もあります。
事前講習受講費:警備業協会加盟会社の警備員10,000円、警備業協会非加盟会社の警備員24,000円
直接検定:1日又は2日(7時間~9.5時間)
特別講習:2日(16時間程度)
事前講習:2日(16時間程度)
試験内容
直接検定:学科試験、実技試験(合格率40%)
特別講習:講習付き、学科試験、実技試験(合格率70~95%)
警備業務検定の種類
施設警備業務検定(1級・2級) / 空港保安警備業務検定(1級・2級)/交通誘導警備業務検定(1級・2級)/雑踏警備業務検定(1級・2級)/貴重品運搬警備業務検定(1級・2級)/核燃料物質等危険物運搬警備業務検定(1級・2級)
警備員指導教育責任者資格(1~4号)
警備員に対して教育や指導を行う為の資格で、警備会社で管理職になる場合や自分で警備会社を立ち上げる際には必要不可欠です。
この資格のメリット
法定新任教育が免除できる。 その他の業務区分の警備業務に従事しようとする場合は、基本教育(15時間以上)が免除できる。 法定現任教育(基本教育3時間以上、業務別教育5時間以上)のうち全てが免除できる。 それ以外の業務区分の警備業務に従事している場合は基本教育(3時間以上)が免除できる。 新任教育、現任教育、巡察指導等を担当できる。 手当てが支給されることがある。
新規取得講習:受講資格
下記項目のうちどれか1つ該当
1.最近5年間に受講しようとする警備業務区分で従事した期間が通算して3年以上
2.受講しようとする警備業務区分の警備員検定1級合格
3.受講しようとする警備業務区分の警備員検定2級合格者で、当該検定に合格した後、継続して1年以上警備業務に従事している
4. 受講しようとする警備業務区分の旧2級検定合格後、継続して1年以上当該警備業務に従事している
追加取得講習:受講資格
1.最近5年間に受講しようとする警備業務区分で従事した期間が通算して3年以上
2.受講しようとする警備業務区分の警備員検定1級合格
3. 受講しようとする警備業務区分の警備員検定2級合格者で、当該検定に合格した後、継続して1年以上警備業務に従事している
4. 受講しようとする警備業務区分の旧1級検定合格
受講費用
新規取得講習
1号 (施設警備) |
7日間(47時間)47,000円 |
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2号 (雑踏・交通誘導警備) |
7日間(47時間)47,000円 |
3号 (輸送警備) |
6日間(38時間)38,000円 |
4号 (身辺警備) |
5日間(34時間)34,000円 |
追加取得講習
1号 (施設警備) |
4日間(23時間)23,000円 |
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2号 (雑踏・交通誘導警備) |
3日間(14時間)14,000円 |
3号 (輸送警備) |
3日間(14時間)14,000円 |
4号 (身辺警備) |
2日間(10時間)10,000円 |
試験内容
筆記試験のみ、80%以上の正解で合格